中医研究会発足および第1回講演のお知らせ
この度、中医研究会を発足することとなりました。
2016年1月神戸東洋医療学院は三宮キャンパスを新たに開設いたしました。
より駅近になったこのキャンパスより、「真の中医学」を学ぶ研究会を設立いたします。
鍼灸師のスキルアップを基本に卒後研修として、また、漢方を含め、中医学をもっと学びたい人に向けての幅の広い勉強会を目指します。
医療系の有資格者であれば、医師や薬剤師など鍼灸師以外の方でも中医学に興味があれば大歓迎です
在学中、中医鍼を選択していなかった卒業生のみなさん
経絡治療、反応点治療、トリガーポイント療法の方でも、もう一度中医学を学んでみませんか?
3月19日(土)に第1回講演を行います。
今回のテーマは「高齢化社会と中医学」
高齢者の漢方を担当される竹本喜典先生からのメッセージです。
『漢方診療に限らず、外来を訪れる患者さんの多くは高齢者である。
さまざまな病因から、脾腎を中心に臓腑が弱りさらに、痰瘀を代表とした邪実が併存し多くは虚実錯雑を呈することが多いのではないだろうか。
また、全体としての陰陽の規模が小さくなり陰虚⇄陽虚と振れやすくなってくる。
このような特徴を有する高齢者の症例を通じて、典型的な病態、治療の注意点、頻用される漢方方剤などについて考えて見たい。』
高齢者の鍼灸「三焦鍼法」を担当される福家慎太郎先生からのメッセージです。
『介護従事者の人手不足が深刻な社会問題として露見してきた今、その中心的存在になりうるのが鍼灸師です。
高齢化社会のキーマンとして活躍するには、どの様な見識、技量が必要か、国の取り組みを交えながら考えてみましょう。
また、老年の健康維持に最適な「三焦鍼法」の技を実技の時間をタップリとりますのでみんなと一緒に学びましょう。』
平成9年自治医科大学卒、僻地にて総合診療を実践する中、多様な訴えに答えるべく漢方に興味持つ。
その後、整形外科に進むも、漢方への想いが強まり漢方内科開業に至る。鍼の反応を弁証に活かそうと苦戦中。
中医学碩士。鍼灸師。上海中医薬大学中医系卒業後、上海中医薬大学基礎医学院を卒業。
天津中医薬大学日本校准教授。神戸東洋医療学院講師。日本中医学会員。