天津中医薬大学 学長からのご挨拶
中医学は中華文明の宝箱を開ける鍵であり、医学界の宝です。中医学は中国と日本における古くからの一般交流や学術交流の歴史であり、また、近年日本での需要は日々高まっています。そして、鍼灸や漢方は日本及びアジア各国に愛され、日本においては熟成された発展を遂げています。天津中医薬大学と神戸東洋医療学院は長きに渡る提携において、中医学を世界へ向け伝播してきました。特に両校で設立した「天津中医薬大学鍼灸推拿学院神戸校」は、両校共同事業の結集であり、国際的な鍼灸推拿人材の育成や中医学教員の養成、及び研究などの面で素晴らしい成果をもたらし、伝統医学人材の育成、医療及び文化の伝播において特徴的な教育機関となりました。
未来に向け両校は共に手を携え、鍼灸推拿、漢方、看護、中国語など多くの専門分野における共同事業及び教員や学生交流を推進しています。より綿密な両校の協力により、延いては中日両国の全面的な協力へ新しい活力を生みだし、また、伝統的な中日友好に新しい貢献をもたらすため、多面的で多様性のある教育モデルを追究し続けています。
『後漢書』;「志不求易者成、事不避難者進」
志易しきを求めぬ者は成功し、事難しきを避けぬ者は進歩する
中医学は今、世界中で歓迎され、未だ経験したことのない発展の機会を得ています。中医学に携わる学生達が中医学の継承や発展に貢献し、人類の健康へ大いに貢献することを望みます。
高秀梅
2023年3月14日
高秀梅:医学博士、教授、致公党中央委員会委員、天津市委員会委員長、天津中医薬大学学長
中国共産党中央委員会第14期国家政治活動委員会の委員、第15期天津市政治活動委員会の副主任
中国中西統合医学会副会長、中国薬理学会中医学・自然医学専門委員会副委員長、中国薬理学会中医学専門委員会委員を兼務
2021年に天津で「最も美しい科学技術従事者」の名誉称号を授与