妊娠準備×鍼灸
■妊娠準備とは
まず、妊娠準備として東洋医学的に是非知っておいて欲しいことが2つあります。
東洋思想において人は自然の一部です。自然の中に生き、そして自然に帰っていくとされています。また、生物は本来己の種を残すことを目的に生きています。
ただ、人は知能がとても発達したために様々な生き甲斐を生み出し、それぞれの価値観で生きるようになりました。
知能が生み出したこの「心」や「精神」というものが、身体に宿り、また身体を支配しています。
そうです、身体を左右するのは「心」のありようなのです。
これが1つ目です。
そして、2つ目は人間のパワーというべき「人の気」の話です。
東洋医学では「人の気」と呼ばれ、現代では遺伝子やDNAと表現されるものです。
古代の人々もその存在に気付いていたのです。
皆さんもご存じのように、生まれ出でた後にDNAを書き換えることは基本的には出来ません。
この遺伝的なパワーは古来「先天の精」と呼ばれ、決して生まれた後に足せる代物ではなく、少しずつこのパワーを使いながら我々は生きていき、このパワーがなくなったときに寿命がきて一生の終わりを迎えます。
気は、無駄遣いせず大事に大事に使う生命エネルギーなのです。
妊娠準備としては、この2つの考えをしっかり認識して実践して欲しいのです。
「人の気」は親が子どもに捧げる物で妊娠(受精)の瞬間にはすでに決定されてしまうのです。
素晴らしい状態(健康)で父親と母親がいないと良いパワーを授けられません。
そして、その素晴らしい状態になるためには、身体を支配する「心」の状態が平穏で、幸せに満ちていなければなりません。
そうなのです、まずは「心」や「精神」が大切なのです。
子どもを授かるのは人生においてとても大きな出来事です。
如何に心身共に素晴らしい状態にするのか?
具体的なことは次回以降に紹介します。まずは「心」の準備をお忘れなく!
福家 慎太郎 (→福家先生の紹介はコチラ!)