授業レポート:中医診断学
みなさん、こんにちは!
『学校ではどんな授業をしているの?』
『授業の様子を知りたい!』
そんな声にお答えする為に、当学自慢の講師陣による授業を毎月ご紹介させて頂きます。
今月のピックアップ授業は「中医診断学」です
1年生の「中医診断学」では、前期に学んだ中医基礎理論をベースに中医学特有の診察方法や病の鑑別方法を学びます。
学生さんにも授業レポートを頂きましたのでご紹介致します
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中医診断学は1年生後期からの授業で、前期の中医基礎理論の続きとなります。
最初の授業の時に、先生からこの科目はとにかく覚えることがいっぱいで、
600以上の専門用語や「証(しょう)」などを覚える必要があると聞いた時はビックリしました
つい最近までは、中医学の診断法である四診(ししん)についてメインで学んできました
四診とは望診(ぼうしん)・聞診(ぶんしん)・問診(もんしん)・切診(せっしん)のことで、
言わば患者さんの全体の様子を見て、聴覚と嗅覚を使い、疾病の状況を尋ねたりします。
また、患部や関係部位、脈に触れたりして、診察します。
脈診と言えば、小さい頃、お父さんが働いている病院に放課後しょっちゅう遊びに行って、
そこの中医科の先生の診察をよく見ていました
患者さんの手を小さい枕に載せて、先生の手指が患者さんの手首に触れて、じっと待っているのが、
当時は先生が何を感じているのかなと不思議でしょうがなかったです。
今になって、自分自身が脈診について勉強していると思うとワクワクしてたまらないです
中医学についてはよく中国の文献を参考にしているので、少し中国語も学習すれば、
一石二鳥で更なる勉強になると思います
中医診断学の勉強量に圧倒されないよう楽しく学んでいるうちに、
素晴らしい発見がたくさん出てくることに気づきました
1年生 昼間部 下前
1年生後期から始まった中医診断学についてご紹介します
中医診断学は、前期の中医基礎理論に基づいて病状を審査し、
疾病を判断し、証候を弁別する基本理論などに関する学科です
個人的には、中医学の診察法(四診、望聞問切)の幅広さに迷子にならないようにし、
診断結果となる弁証の多さに怯えないようにする授業、と認識してます
この授業では、見たこともない(もちろん読めない)漢字によく出会います。
写真に撮って拡大しながらプリントに書き写すこともあります。
ちんぷんかんぷんの漢字の羅列も先生の説明で分かったような気になるのでおもしろいです
臨床での患者さんの症例だけでなく、テスト前ストレスでお腹が痛くなる人はこんな舌になる、など、
先生は身近な症例を挙げたり、イラストにするなど、私たちが理解できるよう配慮して下さっているからだと思います。
きちんと理解できれば、自分のことも診断して証を立てられるようになる、実用的な授業です
私はまだ分かったような気になっただけで、理解には程遠いところにいますが、
これからも一歩ずつがんばりたいと思います
1年生 夜間部 前田
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