昔から「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるように、急に秋らしくなり、涼しく過ごしやすい季節になりましたね
皆さん、元気にお過ごしでしょうか？

9月13日（日）中医研究会を開催いたしました
まずは張先生から中国の鍼灸学校の現状やどういった勉強をするかなどを教えていただきました。
日本の鍼灸学校との学習内容にも違いがあり、大変興味深かったです
また、湿疹について実際の症例を交えながら、使うツボやその効能など説明していただき、
とても分かりやすかったです

後半は現職の僧侶でもある湯口先生から、大乗仏教についてありがたーいお話を聞かせていただきました。
生きていくうえでぶつかる困難や苦しみも、仏教ではどのように捉えるのか、というお話など、
普段なかなか聞けないような話が分かりやすく聞けて、人生が豊かになった気がしました

実技でも引き続き湯口先生から「瞑想」を教えていただきました。
瞑想をしているとつい邪念や色んな想いが浮かんできますが、
「まずは川のせせらぎを想像して、その思い浮かんだ邪念や想いを流れてくる葉っぱに乗せて流します」
「イメージを思い浮かべながら瞑想したら良いですよ」「姿勢も何でも良いですよ」と教えていただきました
教えていただいたイメージで瞑想するといつもよりも集中しやすく、気持ちもスッキリしました
心地よすぎて、スヤスヤ寝息が聞こえてくることも…笑

普段学べない事を学んだ、充実した１日でした

付属治療院　田中　友也

↓↓中医研究会のホームページはこちら↓↓
https://k-toyoiryo.com/chinesemedicine_study.html

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暦の上では立秋を向かえたものの、まだまだ夏の暑さが残る中、
8月23日（日）今年4回目の中医研究会が開催されました

まず、曾先生による『太陽病の裏証と誤治による変証』です。
今年の研究会テーマ｢傷寒論｣シリーズより、太陽病の裏証である太陽「腑」証と、
汗をかかせ過ぎる等の誤った治療により起こってしまう変証についてご講義いただきました。



傷寒論の原文を用いながら、病気の成り立ちや特徴的な症状、そのときに用いる生薬などについて、
そして新型コロナウイルスについても交えながらお話いただきました。



曾先生のスライドのイラストは、とてもイメージしやすく、そしてかわいかったです

次に、福家先生より『「脾胃と胃腸」現代研究』についてご講義いただきました。
中医学における脾胃や土の概念と、腸が「第2の脳」と呼ばれる所以や
腸内フローラ・腸内細菌といった最新現代研究を関連づけながらお話いただきました。



中医学と西洋医学、どちらの知識も持った上で適切な診察やアプローチが行えるのが、
鍼灸師ならではの強みであり、求められる姿であるとつくづく感じました

その後、今回は実技の代わりに参加者の先生が実際に診ている患者さんについての症例検討を行いました。
主訴や愁訴、診察所見、治療経過などをもとに、最後に自分だったらこのツボを使う！という一穴をそれぞれ発表しました。

　

生の患者さんの症例は教科書どおりではありません
また参加されている先生方は大ベテランの先生から鍼灸師の資格を取ったばかりの先生まで幅広くいます。
1つの症例でも、あーでもない、こーでもない、こんな考え方もできる、とみんなで頭を使い、
いろいろな意見を聞くことができるのでとても興味深く勉強になりました

今回の症例については、次回も継続して検討を深めることになりました。
次回は9月13日（日）の開催です。
ぜひ、ふるってご参加ください

池田　朋子

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