実技講座「顎関節症のトリガーポイント刺鍼」
皆さま、こんにちは
神戸東洋医療学院 教員の光上です。
12月19日(月)「顎関節症に対するトリガーポイント刺鍼」をテーマに
石橋学院長が実技講座を3年生向けに行いました
3年生にとって最後の実技講座ということもあり、参加した学生から
トリガーポイント刺鍼について質疑応答を行った後、主題へ
顎関節の診察方法、続いて刺鍼をする上での注意点を説明しながら、
咀嚼筋(そしゃくきん)へのアプローチ方法をデモ刺鍼後、施術を受けた学生から
顎関節の動きがスムーズになったという感想と同時に、周囲にいた学生から
「フェイスラインが上がった」という声があがりました
顎関節症の治療が、美容効果も期待できるということを初めて知った参加者も多かった為、
参加した学生から驚きの声が上がる中、終始、和やかな雰囲気の中で終了しました
それでは、今回受講された学生さんの感想をご紹介します
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今回、顎関節症のトリガーポイント刺鍼について講義とデモを受けました。
最初にトリガーポイントについて質疑応答があり、トリガーポイントは点ではなく筋全体が
トリガーポイントになっている場合があり、その際は周りから何本も使ってトリガーポイントを
除いていく必要があること、経穴の7~8割はトリガーポイントと合致するので
最初は経穴の周りから、探してみるのも良いと教えていただきました
また、関連痛は経筋との相関があり、天宗(てんそう)という肩のツボにトリガーポイントがあるときは
小腸経・心経の経絡にしびれ感が出やすいことなど解説していただきました
本題の顎関節症の見分け方として、小指を耳の穴に入れて顎を動かしてもらい
顎関節から後方に、押し込まれる感じがするほうに異常があることを教えていただき、
私は右側が明らかに押し込まれる感じがありました。
その後のデモでは、咬筋(こうきん)や側頭筋のトリガーポイントを取り除いた後に
外側翼突筋(がいそくよくとつきん)へパルスを行いました。
外側翼突筋へのアプローチは、頬骨の下縁と下顎の間の隙間を狙って打っているようでした
臨床では15分程、鍼へ電気を流すパルス鍼をするそうで、その間に首や肩のトリガーポイントを
取り除いて行く事や最後に下顎を前方に動かすような手技をすることなどを教えていただきました
デモの後、鏡で顔を確認すると右側がリフトアップされているようで、骨格筋へのアプローチは
美容にも効果があるのではないかと仰っていました
今回の実技講座では、顎関節症の臨床でのアプローチについて
解説していただき、とても勉強になりました
3年生昼間部 K
石橋学院長による実技講座を受講しました。
今回は「顎関節症のトリガーポイント刺鍼」というテーマで、顎関節症の私にピッタリ
これまで私は、顎関節治療で顎のストレッチをしたり、
マウスピースを作ったりしましたが、治ることなくかれこれ30年が経ちます
ということもあり、鍼ではどの様な、アプローチがあるのだろうかと興味津々でした。
顎関節症の治療なので、顔に鍼を打って治す。ということは想像していましたが、
ここまで繊細な技術が必要とはまず、顎の表層筋を鍼とマッサージで緩ませた後、
顎関節の数ミリの隙間に鍼をス~ッと入れ、奥にある顎を動かす筋肉にあてる。
そして、パルス鍼をかけるというかなり難易度の高い鍼技術でした。
治療後、フェイスラインがキュッと引き締まり、浮腫みが消え、顎の動きも良くなり本当に驚きでした
デモをみるだけではもったいないので、実際自分で自分の顎関節症治療をしてみようと思います
3年生昼間部 W
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