天津中医薬大学特別講座
今回は企画者でもある福家がレポートいたします。
素晴らしい秋晴れというか・・・真夏日になり、とても“暑い”中とりおこなわれました特別講座、
受講生もとても“熱”かったです
先着50名としての募集でしたが、2週間前にはもう定員一杯となり、
申し訳なかったのですが、別室でのビデオ中継で30名ほど我慢していただき、
結局80名以上に集まっていただきました
第1部では
不妊治療の最前線からドクター・中井恭子先生(越田クリニック/南森町レディースクリニック)を
お招きし治療現場での取り組み、また、どの様に漢方を織り交ぜ成功確率を上げていくのか、
基礎的な話を基に講演いただきました。
第2部では
この特別講座のメインキャスト天津中医薬大学の李桂蘭先生に
中医学での婦人科疾患の治療法を講演していただきました。
女性からの不妊における治療の基礎は「女性の健康管理」につきます。
月経疾患に併せた鍼灸の使い方など日本ではあまり知られていないことが今回の講義には含まれており、「体調を整えていくための基礎知識」を再認識する良い機会となりました。
先生は久々の日本語での講義という事でとても緊張されていましたが、なんとか講義ができホッとしておられました
「総合質疑」では、「より専門的な質問」、「中国の実際」など
面白い解答が聞けたのではと思います。
私も通訳をしながら楽しませていただきました
第3部が一番現場で知りたい内容だったのではないでしょうか。
李桂蘭先生の“技”には受講生が見入る素晴らしい煌めきが
日本ではなかなか見ることができない"吸玉"とも言われている抜罐療法の「走罐」「針罐」や、
「火針」などの伝統的な民間療法、また様々な灸法などを目の前で見れて貴重な体験ができました
また、問診講義では扇町漢方クリニックの太田先生の丁寧な説明で、第1部、第2部の総まとめをしていただきました。
現場ですぐにでも役に立つ、とても有意義な講義になりました
最後は自由に直接質問を行い、流れ解散。
最後まで意欲的に質問される方が多数いて、これは、正に現場に出た有資格者が
「知りたい解りたい」ことが沢山あるのだと改めて感じさせられました。
我々学校としては、出来るだけレベルを高めて社会に卒業生を輩出することを頑張っていますが、
このような卒業してからのアフターフォローこそが学校に求められる本当の仕事なのかもしれません
また、早いとは思ったのですが今回は在校生にも受講の機会を設けました。
講義についてはまだまだ理解できるような内容ではありませんが、現場でバリバリと活躍されている方々が必死に食らいつく姿を見て、何かを感じてもらえればと思います。
運営面においては色々と反省点がありますが、来年以降もしっかりと続けていくことを心に誓った、
そんな1日でした
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