皆さまこんにちは芽
5月22日開催の第65回中医研究会では、加堂先生による体表観察学の基礎を学ばさせていただきました。

学生時代、四診の望・聞・問・切については習いましたが、原穴の状態を丁寧に診ていくという発想が自分自身になかったので、たいへん勉強になりましたひらめき
「何事も基礎が大切」と言いますから、鍼灸師になりたての方も、歴の長い先生方にもありがたい講義内容だったのではないでしょうか。



講義の中で紹介された爪甲診では、爪の形状や色から身体の状態を知ることができるのというもので、教室内でお互いの爪を見比べてみんなで盛り上がりましたわーい (嬉しい顔)指でOK
手元は身体の部位の中でも診やすい箇所ですし、きちんと習得すればすぐに診断に使える技術だと思いましたぴかぴか (新しい)
 
ゴールデンウィーク前から、下痢や軟便、腹痛などの消化器系の不調を訴えている患者さんが増えたという話から、考えられる要因を出し合っていきました。
五運六気(ごうんろっき)では2022年は壬寅(みずのえとら)年で木運太過(もくうんたいか)、それによる相克(そうこく)（木克土(もっこくど)）の影響、暦上では4月17日〜5月4日までが春土用であったこと、5月5日は立夏・本格的に夏へと移行する時期という観点も踏まえて、診断されていきました。


実技では実際に消化器系の不調がある方の原穴の状態、まずは虚の反応を診ていくのがポイントということで、非常に実践的な内容でした。
神門(しんもん)のツボに直接触れず、少し離れた所に掌をかざして熱感を診ていくというのも、おもしろかったです。
 
これからもたくさんの事を学んで吸収していきたいですdouble exclamation
次回6月19日(日)の中医研究会も楽しみです。
 
19期生　佐渡美帆 


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