2年生の特別研究生、瀬戸大喜さんによる特別研究生日誌をお送りいたしまするんるん (音符)
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鍼灸学生として、2回目の夏休みの終わり。
「さて。残り学生生活も半分。そろそろ臨床力が欲しいなぁ」
そんなことを感じている、特別研究生の瀬戸大喜です。

夏休み中は、現場に立つ鍼灸師の先輩と情報交換を重ね、業界のリアルを聴いたり、
地域医療に力を入れる病院の医師や看護師と議論を交わしたり、
深く将来を考える充実した時間を過ごすことができました。

そんな時期に聞く“仲間の夢プラン”は、また前回とは違う深さで聞くことができたように感じます。

 

9月25日(火)、第3回夢プラン発表会が開催されました。

 

 


前回まで“ほぼ”個人的に開催してきた企画でしたが、先生方にも認められ、
今回から、正式に「学友会企画」として開催することができました。

 

そして今回初めて、1年生が参加してくれ、いよいよ「神戸東洋医療学院のイベント」になりつつあるなぁと、企画者としてとても嬉しく感じています。

 

さて、今回発表いただいたのは、僕の同級生である、北嶋さんと、吉田さん。

 

 

北嶋さんは、クラス最年長ということで、以前から「これまでどんな人生を送り、何を経験されて今、鍼灸学生になったのか」と、僕にとって、とても気になる存在でした。
今回の発表では、これまでのキャリア、東洋医学との出会い、これから叶えたい夢、をきれいにまとめて発表いただきました。
発表のタイトルは「共同の看取りを!」

僕は以前から「quality of death」というテーマにとても関心があり、「互助の中で、いかに死に向き合うか」という今回のテーマは、僕にとってとても気づきの多い発表でした。


また、吉田さんは、現在薬剤師として働かれています。
鍼灸と薬剤師を掛け算した時、どんな将来が描けるのか、どんな可能性を秘めているのか。
これからそんなテーマを持って深めていきたい、という意志が伝わってくる発表でした。
一番印象に残っている言葉は「薬局に来る患者さんの姿を見ると、本当は原因にコミットする東洋医学を求めている」でした。
実は中国では、「中医師」という資格制度があり、日本のように西洋医学を専門にする医師と並んで東洋医学を専門とする医師がいます。
彼らは東洋医学的に心身を診ていくことはもちろんのこと、「鍼灸・漢方・推拿」をすべて組み合わせて治療を組み立てていくことができます。
一方日本では、中医師が扱う「鍼灸・漢方・推拿」は別々の資格として存在し、一人の人が同時に行うことができない制度となっています。
しかし、治療効果などを鑑みると、それらを組み合わせながらやった方がいいのではないかと感じることも多いです。
そこで僕は、日本においては「鍼灸のことを深く理解して漢方を処方する薬剤師」「東洋医学的診断ができ、漢方を理解する鍼灸師」がタッグを組んで治療にあたることがベストなのではないかと考えていました。

発表を聞いて、まさに薬剤師の資格を持ちながら鍼灸および東洋医学を学ぶ吉田さんのような存在が、今後東洋医学の本質を日本に広めてくれるのではないかなと感じました。

 

 

 

質疑応答も活発に行われ、今回も盛況の中に幕を閉じました。
次回の夢プラン発表会は、3月末を予定しています。
次の発表にも、期待したいと思います!

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