皆さま、こんにちは!ムード
1月15日(日)、第75回中医研究会が開催されました。

1コマ目は、竹本先生の『ホットフラッシュに加味逍遙散だけじゃなく』の講義からでした。
加味逍遙散(かみしょうようさん)は女性によく用いられている漢方で、
特に肝鬱(かんうつ)、気虚、血虚、月経絡みやイライラしている方に処方されるとのことです。



症例では、加味逍遙散に四物湯(しもつとう)を加えた例や、
加味逍遙散と温経湯(うんけいとう)の違いなどを分かりやすく教えていただきましたexclamation
他にも女性によく使われる漢方として、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)などを思い浮かべる方も多いでしょうが、
実際に臨床で、どのように使い分けをしているかという話も聞けて、たいへん勉強になりましたひらめき
例えば、桂枝茯苓丸は日本漢方では実証の瘀血のある方に使うとされていますが、臨床的にはそうとも限らないそうです。
また、西洋の論文では紫苓湯(さいれいとう)温経湯に関するものが多いけれど、
臨床的にはどうなのか、という話もおもしろかったですわーい (嬉しい顔)



2コマ目は加堂先生による『灸の基礎』でした。
鍼と灸の使い分け、お灸の艾柱(がいしゅ)の理想的な形、テンポよく据えていくこと…などなど、
普段の治療でお灸を使っていても、改めて基本に立ち帰ることの大切さを再認識する内容でしたるんるん (音符)
また、至陰(しいん)へのお灸は基本的に右側へするということを知り、目から鱗でした。
なぜかというと、以前逆子治療の至陰の灸に関して調べたことがあったのですが、
私が読んだ文献には、そこまで記載がされていなかったからです冷や汗 (顔)
実技時間は、加堂先生の講義の内容を踏まえた上で、セラミック温灸器、灸頭鍼、棒灸の違いを体験しました。
私は施術する側として、もくもくとお灸をしていたのですが、受けた方に感想を聞いてみると、
それぞれ温かさに特徴があり、熱の感じ方も違うようですひらめき
お灸の奥深さを実感できた実技時間でしたほっとした顔クローバー

19期生 佐渡美帆

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