応用実技練習「華佗夾脊穴」
皆さま、こんにちは!
神戸東洋医療学院 教員の石川です
神戸東洋医療学院では緊急事態宣言によるネット授業を経て、
実技練習も再開しました。
基礎練習では主に授業内で習得しきれなかった内容を練習しますが、
応用練習では授業で習う以外の様々な治療法や考え方に触れることができます。
そんな応用練習はいつも大人気で、今回開催された「華佗夾脊穴(かだきょうせきけつ)」も大盛況となりました
これは華佗と言われる後漢時代の名医が、重病の患者さんを前に、自身の経験や感覚から閃いたとされるもので、
教科書では慢性疾患に有用と紹介しています。
脊柱の傍らに多くの刺鍼が必要な華佗夾脊穴はスムーズかつ丁寧な技術が求められるため、
学生さんからは楽しい雰囲気の中にも集中した表情が伺えました
以下学生さんの感想を紹介します
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リモート授業も区切りがつき通常講義が再開しましたので、学内合同実技実習に初めて参加してみました
内容は背中の両側に沿って何十本もの鍼を刺入するもので、まず講師によるお手本を見た途端
「この道は並々ならぬ」と心が一瞬ひるむ光景でした
ですが気を取り直し上級生の土台(患者役)を申し出て施術を受けてみたところ、
的確な手順が感じとられ、リモートでは得ることが出来ない貴重な実習体験となりました。
また、今回の実習で自分自身の鍼灸技術などの目標が明確化されたように思います
1年生夜間部 藤下
学院の応用実技練習に参加しました。
最初は痛くないのかなと不安でしたが、全く痛くなかったです
むしろ、とっても気持ちよかったです
私もペアの方へ鍼を打たせてもらいました。
あまり自信が無かったですが、先生方の優しいサポートもあったので上手くできたと思います
ペアの方にも心地良い時を過ごして貰えたと思います
とっても楽しく他学年と交流できる良い時間でした!
2年生夜間部 鳥井
この学校では、授業とは別に実技練習の時間があり、授業で習わない刺法やツボを勉強しています。
先日行われた華陀夾脊穴への刺鍼練習の様子をご紹介します
まず、名前がかっこよくないですか
蓮が咲き乱れる極楽浄土で、菩薩様が微笑んでおられるのが見えるようです・・・。
ありがたや~
実際は漢の時代の名医、Dr.華陀に因んでつけられた名前で、仏教には関係ないんですけどね(笑)
そんな華陀夾脊は、17個の背骨の両横に沿って首から腰まで合計34か所に渡り、
効能も局所に対するものから自律神経の調整など多岐にわたる、壮大なツボなのだそうです
壮大すぎてひれ伏します。
今回の練習で3年生は、ペアの方の不調に即した局所を選んで、左右5本ずつを刺鍼しました。
背骨の両側に、同じ深さ・角度・間隔で刺鍼するのはなかなか難しかったです
揃うと見た目にも気持ち良い
自分の練習を終え、今度は2年生の練習台となります。
華陀夾脊の数か所を左右交互になるように刺していきます。ペアの方、お上手
2年のくせにやるじゃねーか、と心の中だけでつぶやきます。
この左右交互に刺す方法は「盤龍刺(ばんりゅうし)」という、華陀夾脊と並んでかっこよすぎる名前が付いてます
腰から駆け上る龍を背中に背負うんです。ずいぶんワンパク。気分は仁義なき戦いです
コロナ禍のため、以前より練習回数が激減していますが、1回の練習の密度をあげて頑張っています。
人は三密回避ですが、勉強はみちっと
3年生夜間部 I
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