第63回中医研究会
皆さんこんにちは!
やっと少しずつ春の訪れを感じられるようになってきましたね
3月19日(土)、神戸東洋医療学院では第63回中医研究会が開催されました。
さっそく今年の卒業生もたくさんお見えになり、新年度からの中医研究会も益々楽しみです
1コマ目は湯口先生による『京都仏教と真言宗』です。
中医研究会では、京都仁和寺に近日訪問予定です。そのため事前に湯口先生が歴史を紐解きながら、
京都仏教の特徴、そして真言宗御室派の総本山の寺院である仁和寺に関して解説をして下さいました
仁和寺といえば現在では桜の名所として有名ですが、東洋医学を志す者として
一生に一度は拝見したい以下の超重要古典が所蔵されている事でも大変有名です。
国宝に指定されている医書
『黄帝内経明堂』(こうていだいけいめいどう)
『黄帝内経太素』(こうていだいけいたいそ)
『医心方』(いしんほう)
明堂と太素は中国では失われてしまいましたが、日本には残っており、
それが仁和寺から発見されたという事で大変貴重な医書として現在まで保管され継承されてきています。
滅多に見ることはできないですが、極々稀に一般公開もされるので、絶対に見逃さないようにしたいですね
2コマ目は武岡先生による『中医学で診る認知症』です。
認知症は超高齢化社会と共に増加の一途をたどっており、周辺の人も含めて非常にQOLを低下させてしまうため、
予防・早期治療が非常に重要になってきます。
武岡先生は大学院でも認知症について研究を重ねてきたエキスパートであり、認知症の概念、
西洋医学治療の現状、そして中医学の立場から診る認知症について詳しく解説して下さいました
認知症は本人で気付く事は大変困難であり、周辺の人のサポートが非常に重要になるため、
鍼灸師も様々な視点から丁寧に患者さんを観察する必要がある事を学びました
そして鍼灸が認知症に効く、という事を一般の患者さんにも認知してもらうため、
まずは鍼灸師側がしっかり理解して研究を重ねて、説明できるようになっていく事が重要だと感じました。
10年後、今よりもっと鍼灸で認知症の患者さんが救われている事を願うばかりです
次回の研究会は4月17日(日)に開催します。
みなさま奮ってご参加ください
↓↓中医研究会のホームページはこちら↓↓
https://k-toyoiryo.com/chinesemedicine_study.html
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