中国研修旅行記 Vol.2
皆様、こんにちは!
中国研修旅行記Vol.1では、入校式終了後の実訓センターの見学についてのレポートでした
日本とは全く違う学習環境の中国の学校
実際に行ったような気分で想像が広がりますね…!
さて、第2回は鍼灸特別講義、付属病院見学についての報告レポートです。
どんな内容だったのでしょうかぜひ、ご覧ください
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実訓センター見学後、「中国鍼灸の特徴」と題して特別講義を聞きました
中国鍼灸の中で特に重要視されているのは「得気」だと改めて感じました。
得気をまず出すこと、またその得気を持続させるために様々な手技を用いることを学びました。
得気を出す意味としては刺鍼部位に気を至らせることで、そのために経絡の経気を通す必要があります。
その後の病院見学でも「通す」ことの大切さが強調されていました
私が特に面白いと思ったのは、施術者側の得気を出している感覚は
「釣りをしているときに魚が釣り針を飲み込んだような感覚」と表現されていたことです
私もそのような独特の得気を出せている感覚を会得したいなと感じました。
また、鍼の効果は6~8時間ほどで、24~48時間でほとんど元の状態に戻ってしまうとも言われていました
2日に1回くらいの頻度で鍼灸施術を受けると良いそうです。
中国では病院で保険を使って受けられますが、日本ではまだまだそこまでできる状況ではないのでそういった環境の違いも理解できました。
同じ鍼灸という名前でも、日本鍼灸と中国鍼灸は様々な違いがあるとわかりました。
良いところを活かしてさらに鍼灸が発展し、鍼灸の良さをよりたくさんの人に知ってもらえると良いなと思いました
3年昼間部 植嶋
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特別講義の後は天津中医薬大学の付属病院の見学に行きました
大学のキャンパスの西門から東門まで車で5分。
このことからも日本とは全くスケールの大きさが違うことが感じ取れます
病院見学では、基本的な医療の根本的な考え方として、鍼・灸・漢方が根付いていることを実感しました。
脳梗塞の後遺症で嚥下困難がある老人が、入れ歯を自ら取り、口の中に鍼を刺されるのを待っている。
そこに医師は猛スピードで10回くらい舌に鍼を刺す患者はえずきながらも拒否することなく治療は終了。
言葉が遅れている幼い子供においては頭に数十本の鍼を置鍼されたままゲームをしている。
このように、もう普通に医療として鍼灸が受け入れられているのを目の当たりにしました
日本の鍼の普及率を考えると程遠い光景です。
昔の日本では大家族で、おばあちゃんがお灸などをしたと聞いています。
今は核家族なので、鍼灸師自らが発信していかなければならないと痛感しました。
解剖実習では実物に触れることで人体の理解が増したと思います。
もし、研修旅行を迷われている方がおられたら是非参加してください
日本では体験できないことがたくさん待ち受けています!
参加させていただき感謝の気持ちでいっぱいです
1年昼間部 指月
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兵庫・大阪から通学圏内の鍼灸学校!神戸東洋医療学院!
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