天津中医薬大学 鍼灸推拿学院 神戸校 夏期本校研修を終えて
現在、学院ブログでは、8月に行われた中国研修旅行のレポートをお届けしておりますが、
本日は、天津中医薬大学 鍼灸推拿学院 神戸校のカリキュラムの一環として研修に参加した、
1年生の特別研究生 荒崎さんによる特別研究生日誌をお届けします
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皆さん、こんにちは
併修コースとして、中国の天津中医薬大学へ夏期本校研修に行ってきました
3年間のコロナ禍を経て、本校での研修も本年度から再開されました。
初めての中国研修で不安は少しありましたが、中医学の本場である中国で学べる期待も大きく、楽しみにしていた研修が始まりました
1年生の併修コースでは、鍼灸コースの科目に加えて、生物化学や中薬学の講義を受講しています。
今回の研修では組織学と解剖実習を行いました。
組織学実習では、構造機能学(解剖学)で勉強している、
人体の臓器や器官・筋肉・血液などの組織の標本を使用して、顕微鏡で実際に観察しました
上皮組織では、小腸・甲状腺・気管の組織構造や各細胞の特徴を観察し、筋肉では、骨格筋と心筋の組織構造を観察しました。
授業での資料でイメージしていた人体の構造を部分的に拡大して、より詳細に観察しながら学習できたことで、
それぞれの臓器や器官の役割や組織構造の仕組みについて知識を深めることが出来ました!
今後の解剖学や生理学の勉強にも活かしていきたいと思います
次はいよいよ、解剖実習です
鍼灸コースの研修生と一緒に解剖実習を行いました。
授業で勉強している人体模型や3Ⅾのビジュアル資料もありますが、実際に目の前で見て、触れて観察できたことで、
臓器の位置関係から、筋肉や血管・神経の大きさや構造がよくわかりました
摘出された臓器の重さや大きさを体感し、断面化された臓器で内部構造を観察することで、より立体的にイメージできるようになりました。
印象的だったことは、膝関節で実際に関節を動かした時の十字靭帯と半月板の動きを見れたことです。
関節部の骨の滑らかさを実感し、可動時の半月板の動きがイメージしていたものより大きく動いていたことにびっくりしました。
改めて人体の構造と仕組みに驚きと感動の連続でした
また、部位ごとに矢状面や水平面で切断された標本を見ながら、
危険部位刺鍼時の注意点や部位ごとに鍼治療のポイントも教えていただきました。
研修に参加したことで、人体の勉強が、さらに興味関心を持って楽しいものになり、
これからも鍼灸治療に必要な知識・技術の向上を目指していきたいと思うことができました
天津中医薬大学の先生方や通訳をしていただいた先生方々、現地スタッフの方々、引率の先生方、
研修準備していただいた職員の方々のおかげで楽しい充実した研修となりました!ありがとうございました!
久しぶりに異国の生活や文化に触れることもでき、たくさんの忘れられない貴重な経験が出来ました。
この経験を活かして、来年の研修でさらに知識を深めることが出来るように、これからの学校生活に取り組んでいきたいです
1年生 特別研究生 荒崎
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