皆様、こんにちは。
11月10日、今年度も天津中医薬大学特別講座が行われましたdouble exclamation

第13回目となる今回は『超高齢化社会に対応する鍼灸治療』をテーマに、卒業生を中心に多くの方にご参加いただきました。

現在の日本の医療、介護の状況を鑑みて、「超高齢化社会」に焦点を当て、

治療はもとよりQOL向上を実現させることを鍼灸の役目として設定しました。

 


第1部では天津中医薬大学第一付属病院 鍼灸部副部長である李桂平先生より「醒脳開竅法の臨床応用」についてご講義いただきました。

今では世界で最も有名な鍼法である「醒脳開竅法」。鍼灸業界への功績や未来へ向けての展望をお話いただきました。

第2部では「頻尿に対する鍼灸治療の基礎および臨床研究」と題しての講義。
高齢者の治療、QOL改善において、「過活動膀胱」はよく遭遇する問題です。

この分野の第一人者である宝塚医療大学 特別教授 北小路博司先生を招聘いたしました。


実技実演では、それぞれ多くの参加者に体験いただきました。

技術の素晴らしさが光る李先生の実演に、2.5寸、3寸の長鍼を使用して、解剖を示した独特の鍼法を披露いただいた、北小路先生。

参加者からは、貴重な体験が出来たとの声が多く上がっていましたぴかぴか (新しい)


それでは、今回参加した卒業生、在校生より感想をいただきましたので、ご紹介しますウッシッシ (顔)手 (パー)

 

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卒業後、高齢者医療に携わるにあたって、今回のテーマが非常に興味深い内容でしたので、積極的に参加させて頂きました。
近年に醒脳開竅法を経験測ではなく、理論を体系化し、そして技術を定量化して革新された。
理論では、鍼治療による脳血管神経への作用を確認し、脳の可塑性も期待できるという内容でした。

技術では、手技にもこだわって且つ定量化し、鍼灸師誰もが同様の方法で結果が出せるようマニュアル化させている。
今も研究結果を基に革新が進められおり、脳卒中に携わりたい私としても、

これからもますます脳卒中患者への治療成果が目まぐるしく進歩するものと楽しみに期待したいですメモサーチ (調べる)

第二部では、過活動膀胱に対する鍼灸として、長年にわたる研究成果についての貴重な講義ならびに実技を拝見できました。
動物実験の基礎研究をはじめ、人へのプラセボ研究や臨床研究を基に、膀胱活動について追究されてこられ、

その成果は医学会においても偉大な成果と言っても過言ではないほどでした目exclamation

 


中髎から陰部神経を刺激する方法もこれまでの方法から改良を重ね、今もまだ模索しているということでした。
私も陰部神経施術を受ける機会を得て、支配領域への響きを体験できたことは貴重でした。

どちらのお話も叡智に富んだ、根拠に基づく医療かつ技術を革新した内容で、とても素晴らしい1日となりましたぴかぴか (新しい)

 

3年生夜間部 T

 

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超高齢化社会に対応する鍼灸治療において、

醒脳開竅法の臨床応用および頻尿に対する鍼灸治療について知見を深めることが出来ました本鉛筆

〈醒脳開竅法〉
講師の李先生から歴史や選穴の種類・刺鍼における操作の要点などをご教授いただき、

鍼刺激の定量化を進める重要性も理解することが出来ました。

脳血管障害だけではなく、認知症症状や便秘・抑鬱に対しても効果を発揮する汎用性にも驚きました。

 



〈頻尿に対する鍼灸治療〉
講師の北小路先生が、鍼刺激が泌尿器系にどのような影響を与えるのかモデル(ラット)での過去の結果を教えてくださいました。

仙骨部の鍼治療において中髎穴を選択されるまでの試行錯誤をお聞きして、

患者様にとってより良い治療を追求していきたいと思います。

貴重なご講義および実技実演、誠にありがとうございましたクローバー

 

18期生 F

 

 

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