先日、神戸東洋医療学院名物『中国研修旅行』が実施されましたdouble exclamation

この研修旅行、名物というだけあって内容が非常に充実しております。

というのは、当学院と提携している天津中医薬大学に全面バックアップしていただき、 日本では絶対にできない解剖実習、大学の教育棟の見学、鍼灸科の病棟やリハビリ施設、 漢方調剤の見学や、天津中医薬大学国際教育学院の副院長の講義など、 天津滞在中の4日間みっちりと勉強させていただける研修旅行なのですうれしい顔

 

中でも私が一番感動したのは鍼灸科の病棟見学ですダッシュ (走り出すさま)

私たちが見学させていただいた先生の診察室はベットが4台ほど。

あとの数名は椅子に座って鍼をするという、日本では考えられないような風景がそこにはありましたグッド (上向き矢印)

また、その先生の施術の速さといったら驚きです。

一人の患者さんに20本以上の鍼を5分もかけずにあっという間に、しかも正確に刺鍼していくのです。

患者さんも慣れたもので、何も言われなくてもサッと“鍼をうたれやすい姿勢”をとられますひらめき

 

更に驚いたことに、病棟には午前中だけで2000人の患者さんが鍼灸治療を受けに来院されるそうです。

先生は20人ほどおられるということで、一人あたり1日に100~200人以上の患者さんを 治療されることになります。

それでおのずと施術の手が速くなっていくのですねムード

 

それにしてもさすが中国は鍼灸(中医学)の本場ですぴかぴか (新しい)ぴかぴか (新しい)

鍼灸治療が保険で安い料金で受けられたり、町のマッサージ店では経絡のマッサージやカッサなどが 普通にメニューにあるし、

バスで移動中バス、渋滞で混んだ時にバスガイドさんが 「皆さん、肝気が上がってイライラしていますね」などと中医学の知識をサラッと語ったりします右斜め上

 

日本では病院で鍼灸治療を受けられるところはほとんどなく、 ましてや保険を使っての診療はなかなか困難な状況です。

1日2000人とまではいかないまでも、日本でももっと鍼灸が身近になるように、 私達鍼灸師がもっと頑張らねばならないと痛切に感じましたパンチ

日本に帰国してから、反日デモが行われていたと知りましたが、 天津や北京はとても安全で、親切で優しい方がとても多かったです。

日中友好と中医学の普及を心から願わずにはいられない。

そんな大変貴重な体験がたくさんできた研修旅行でしたわーい (嬉しい顔)

 

 神戸東洋医療学院付属治療院

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