皆さん、こんにちは晴れ
10月5日に第110回中医研究会が行われました。

前半は、谷本先生が日本における小児学について講義をしてくださり、

子どもの養生に必要な十訓『小児必要養育草』や注意すべき症状について教わりました。
小児の治療をする際に子どもへのケアだけでなく、お母さんへの心配りも大切な鍼灸師の役割です。

 

 

出産後の女性に多い症状として乳腺炎(乳癰)がありますが、

ストレスなどで気血が滞ったり、体内に熱が溜まったりすると起こりやすくなります。
また母乳は気血から作られており、お母さんの健康は子どもの発育に欠かせないものです。
このような時に活躍する経穴として肩井が紹介されました。
肩井はさまざまな婦人科疾患に用いられる経穴だそうです。
私もこれから臨床で使えるように練習したいと思いますexclamation

次に新開先生の講義です。
新開先生は中国で中医学・推拿を学ばれ、現在は大阪で推拿の治療院をされています。
当学では天津中医薬大学神戸校の講師として「中医推拿学」「小児推拿」を担当いただいており、

鍼灸科の学生はオプション授業として受講することができます。
講義の最初には、来月(11月9日)に行われる天津中医薬大学特別講座の予習をしてくださいました。

 


子どもはさまざまなことに対して敏感で、鍼を刺すのも難しいことが多いです。
優しい手技で経絡や経穴に働きかけて、体調を整えたり体質の改善ができるところは推拿の良いところだと思いますわーい (嬉しい顔)
私は初めて推拿を受けましたが推す、つまむ、擦るはしっかりと感じながらも、

痛みではない心地よいジーンとした感じがしばらく続くような感覚でした。

 

最近増えている便秘に悩むお子さんには、仙骨の部分を上から下へ優しくさすってあげることで改善が期待できるそうです。
小児推拿はお家で子どもの少しの変化に気づいたときに手軽にできる方法として、とても魅力があると思いました。

後半の実技では、新開先生の講義で出てきた小児推拿を見せていただきました。
背部と顔への施術を教わりましたが、滑らかで滞りのない動きで「これはリラックスできるだろうなぁ〜」と感じましたひらめき
短い時間での練習でしたが推拿の手技を近くで見て、また実際に受けることもできて貴重な体験になりました。

 


小児への鍼灸治療はこれからもどんどん求められる分野なので、技術を身に付けていきたいと思います。
来月の天津中医薬大学特別講座で小児はりと推拿を学べることが楽しみですほっとした顔ぴかぴか (新しい)

21期生 篠本

 

 

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