中国研修旅行記 第2弾をお送りいたします
今回は、鍼灸コースの学生もこの実習をお目当てに、研修旅行に申し込むと言っても過言ではない、
本校研修のメインである解剖実習の様子をお届けます!
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中国研修2日目は解剖実習①で「運動器系」の解剖を学びました。
この研修旅行のメインともいえる解剖実習ですが、
その場で解剖していくのか?どうやって?など緊張していましたが、
すでに解剖され学習用にみるべき部位を見やすくしていただいたご献体を用いた実習であり、
20年ほど前、日本各地で開催されていた「人体の不思議展」を彷彿させる神秘的で興味深い学習となりました
(トシがばれる表現ですが…笑)
まず実習前に天津中医薬大学の先生から実際の骨を用いて座学講義がありました。
今までテキストや模型でしかなかったものが目の前にあって、
最初は恐る恐るでしたが次第に大胆に触れることができ、腑に落ちたこと多数で、深い学びになりました
1年昼間部 F
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午後の実習は、解剖実習②で「呼吸器や消化器、泌尿器、生殖器」などの解剖を学びました。
まずは模型を使って器官の位置や働きなどを総復習していきます。
教室には実際の臓器も含めて様々な模型が展示されていました
印象に残ったのは、臓器の状態から病状を伺い知れたことです。
全てのご献体が健康であるという先入観が覆されることになりました
例えば、肝硬変やがんなどによって肥大した肝臓、空気汚染などにより黒くなった肺などです。
また、動脈や静脈の硬さを知れたことも勉強になりました。
今回の解剖実習を終えて、体内の器官をイメージしやすくなり、
日々の学習とリンクできるようになったことは大きな収穫でした
25期生 特別研究生 森
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みなさん、こんにちは!
先日は、特別研究生日誌として中国研修の様子をお伝えしましたが、
今回から数回に分けて、鍼灸コースから参加した学生の感想をお送りいたします
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天津中医薬大学での研修1日目。
入校式の後に、天津中医薬大学 鍼灸推拿学院の金軍先生より「中医鍼灸の特徴」について講義をしていただきました。
天津中医薬大学の歴史から始まり、鍼灸で最も大事なのは「得気」であり、「得気」がないと効果は30%だけという事、
他にも日本の鍼灸の教科書には載っていない「奇穴」なども教えていただきました。
特に興味深かったのは、施術者が「得気」を感知する感覚は「魚が釣り針を引く時のような抵抗感」と説明されていた事です。
帰国後の臨床実習で、その感覚を先生から教えてもらい、実感する事ができました
そしてもう1つ印象に残った言葉が「乱暴な施術はしない」という事です。
当たり前の事ですが、施術者として忘れてはいけない事だなと思いました
コミュニケーションが大事とも言われていたので、日本鍼灸と中国鍼灸は多くの違いがあれど、やはり基本は同じなんだなと思いました!
3年夜間部 N
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午後からは天津中医学大学の学校見学と学生交流会に参加しました。
天津中医学大学は、日本の大学の規模とは比較にならないほど広大で、
宿舎のある西門と正門となる東門までは、徒歩で30分以上かかります
たくさんある施設の中から、今回は実際に学生が鍼灸・推掌を学ぶ場所を見学させていただきました。
案内された研修室には、推掌の手技を判定するロボットや食卓ほどの大きさのタッチモニターが所狭しと並んでいます。
まるでテーブルの天板のようになっているモニター。何のため?と思っていると映し出されたのは鍼灸解剖学習アプリ!
ほぼ等身大の筋肉標本が映し出され、鍼を打つ場所やその深さなどの情報が出現し、びっくりしました。
これがあると、鍼を打つのが上手くなりそうです
そして極め付けは、解剖VR!実際に体験させていただきました。
ヘッドセットをつけると、目の前に立体化した人体が現れ、そのリアルさに驚きました
コントローラーを手に握ると、実際に筋肉を取り外すこともできます。
それぞれの筋肉の重なりも見ることができ、理解しやすいと感じました。
このような解剖の理解をサポートしてくれる装置は、ぜひ日本の学校にも導入してほしいです。
見学の後は、天津中医学大学の学生さんと交流会を行いました。
それぞれの学校の代表が、学校生活や、鍼灸の話を発表し、それぞれのお国の事情も知ることができ、非常に興味深かったです。
最後は、グループに分かれて、学生同士で情報交換。
日本のお灸用の艾に興味を持ってもらったり、色々お話しすることができました
盛り上がったグループはその後に夕食までご一緒したようです。
学校の施設や学生さんとの交流を通して、中国の鍼灸について、非常に興味を持つことができた1日でした。
2年昼間部 K
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