皆さん、こんにちは。
2025年最後の月となった12月7日、第112回中医研究会に参加しました。
卒業後もこうして研究会に参加し、学び直しの機会を頂けることに改めて感謝していますわーい (嬉しい顔)

前半は、新開庸雅先生による「閉経後骨粗鬆症に対する推拿」の講義でした。
閉経に伴うホルモン変化や身体の変化といった西洋医学的解説から始まり、

中医学における骨と臓腑の関係、病因病機、弁証論治へと内容が丁寧に展開されました。

学生時代に学んだ知識がすでに断片的になっていると感じつつも、講義を聞き進めるうちに過去の学習が蘇り、とても刺激的でした。

 

推拿の理論と実際の手法についても、証ごとに細かな解説をいただきました。

骨粗鬆症は骨折リスクが高く施術が難しい印象がありますが、「ソフトな手技で安全にアプローチできる」という点が非常に印象的でした。
また、継続的な施術により骨密度が改善した症例も紹介され、推拿の可能性を強く感じました。
終始、新開先生らしい熱量のあるトークで、あっという間に時間が過ぎました。

推拿は小児のみならず高齢者にも幅広く適応でき、多様な病態に対応できることから、改めて学んでおくべき手法だと感じました本

 



後半は、竹本喜典医師による「更年期って」の講義です。

ご持参いただいた帰脾湯を試飲しながら聴講しました。
先生が中国の病院を視察された際のエピソードを交えながら、

中国の医療システムや治療現場の様子をユーモアたっぷりに紹介してくださり、他では聞けない貴重な内容でした。
更年期について、西洋医学と中医学の双方の視点から解説があり、さらにジェノゲストに関する知見も余談として伺うことができました。
先生の症例についてもご提供して頂き、参加メンバーとも議論する場面もあり、

鍼灸師1年生としては、とても有意義な学びの場となりました目鉛筆

 


講義後の実技では、鍼灸班と推拿班に分かれて練習を行いました。
私はせっかくの機会なので推拿班に参加ほっとした顔

新開先生が惜しみなくフルスロットルで教えてくださり、ほんの一場面ではありますが、治療の流れを実際に拝見できました。
脈診・舌診・理学検査を経て弁証論治を行い、証に応じた治法を組み立てるという点は鍼灸と同じで、

推拿も重要な治療手段であることを改めて実感しました。

解説を聞きながら手技を間近で見学できたことは、本当に貴重な経験でした。

 



研究会の後はお待ちかね(?)の忘年会へ!
ここからは一気に雰囲気が変わり、先生方の“普段は聞けない話”が飛び交う時間となりました。
臨床でのちょっとしたコツ、学生時代には絶対に聞けなかった業界の裏話、

さらには「えっ、そんなことが!?」と思わず身を乗り出してしまうような話まで盛りだくさんウッシッシ (顔)ひらめき

 

みんなで大笑いしたりと、研究会とはまた違った意味で学びと刺激のあるひとときでした。
中には、「その話、ブログに書いて大丈夫?」と確認したくなるような内容もありましたが(笑)

終始和やかで、今年最後にふさわしい盛り上がりでしたぴかぴか (新しい)
こうした交流の時間があることで、中医学を学ぶ仲間としての一体感や、先輩方の温かさを強く感じることができました。
今回の研究会と忘年会を通して、知識の整理と新たな発見だけでなく、人とのつながりの大切さも実感しました。

来年もまた貪欲に学び、臨床にしっかり還元していきたいと思いますexclamation

23期生 T