学び方を発見する日々
1年生の特別研究生、瀬戸大喜さんによる特別研究生日誌をお送りいたします
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こんにちは! 18期生特別研究生の瀬戸です
月に1回のペースでこのブログを更新していますが、今回は少し踏み込んだテーマで書きたいと思います。
僕は、学習塾の経営をしているため、小学生~高校生に、普段から勉強を教えています。
そのため、「鍼灸学校に入った自分自身が、どう勉強するのか。」を自然と考える機会に恵まれてきました。
前期が終わるまでは、毎日授業があることなど、環境に慣れる事に精一杯でした。
しかし、前期末試験を乗り越えて、どう勉強すればいいのかが、だんだんわかってきたように感じます。
わかったことの一つに「ゴールをイメージしながら勉強することが大切だ」ということがあります。
どういうことかと言うと、例えば座学の授業では、期末テスト、あるいは国家試験のテスト形式や、
出題されるポイントをイメージし、一つひとつの知識について重要性にランク付けをして、記憶にメリハリをつけることです。
実技の授業では、卒業後の実際の治療現場のイメージを持って、集中力を保ちながら、一つひとつの所作を大切にし、
かつスピーディーに動くことです。
これは、「学生の内からプロ意識を持つことが大切だ」と言い換えることができるかもしれません。
とはいえ、そういった意識を持っていても、覚えにくいものは多くあります。
例えば、「経穴」いわゆる“ツボ”の名前です。
東洋医学において、ツボの名前を覚えることやツボの位置を確実に把握できるようになることは、英語のアルファベットを覚えることと同じ、
という話が授業中にありましたが、まだ東洋医学の全貌を理解できていない学生からすると、ツボの名前の羅列は、やはりその意味を理解できず、
記号の羅列にしか思えません。
そんな記号の羅列を覚えるために僕がしている工夫を2つ紹介します。
一つは「自分の好きな歌の、歌詞をツボの名前に替えて覚えること」です。
授業“中医概論”の中で「視覚より聴覚からの情報の方が記憶に残りやすい。」という話がありましたが、理に叶った方法なのかもしれません。
具体的には、好きなアーティストの好きなアルバムを用意します。
そして、経絡(気の流れる道。経絡の上にツボがある。)ごとに曲を変えながら、歌詞を順番通りツボの名前で替え歌し、
作詞できたらボイスレコーダーに歌を吹き込み、聞きまくります
すると、自然に口からツボの名前が出てくるようになるのです。不思議ですね。
もう一つは「ツボの順番(縦並び)と横並びを整列させた表を作成する」です。
これは、画像を載せてみますが、見えるか心配になるくらい、細かい表ですね…
ここで一番大切なのは、「自分で作成する」という点だと思います。
頭のつくりは人それぞれですよね。
僕がわかりやすいと思った表でも、万人受けしないでしょうし、何より作る過程で頭に入ってくることがほとんどでした。
もしもこの記事を見られている方が、将来鍼灸師になることを考えている方なら、少しはリアリティを感じてもらえたかと思います。
今後も、このブログを通して、鍼灸学校のリアルを発信しながら、鍼灸のことを少しでも理解していただける人を増やしたいなぁと思っています
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