皆さん、こんにちはほっとした顔
9月6日・7日に第109回中医研究会として淡路島合宿が行われました。

今年はまず釣りからのスタートです魚
海はとても穏やかで、太陽の光がきらきらと水面に映っており、その景色は本当に美しかったですぴかぴか (新しい)ぴかぴか (新しい)
魚の群れが水の中を行ったり来たりしていましたが、餌を撒くとすぐに集まってきました。
最初はなかなか魚がかからず、少し不安になりましたが、しばらく待っていると竿がぐっと重くなって震えました。
引き上げてみると小さなアジとスズメダイで、とても嬉しくて思わず声をあげてしまいましたどんっ (衝撃)
その後、小さなフグも一匹釣れて、まん丸でつるつるしていて、とても可愛らしかったです。
2時間くらいの間にクーラーボックスはだんだんいっぱいになっていきました。

 

夕方には夕焼けが海に映り、まるで絵のような景色でした。
釣った魚は合宿の部屋に持ち帰り塩焼きにして、野菜や肉と一緒にバーベキューをしましたうまい! (顔)ぴかぴか (新しい)

新鮮でとても美味しかったです。
夜はお酒を飲みながら鍼灸談義にも大いに花が咲きましたグッド (上向き矢印)

 


翌朝は成楽寺本堂に行って、湯口展弘先生が仏教の理念と月輪観(がちりんかん)の由来について詳しく紹介してくれました。
仏教の哲学観は世界が因果(原因・結果)と縁でつながっており、善い因には善い報いがあり、悪い因には悪い結果があります。
縁によって定められた出会いや出来事は、多くの場合、避けることも変えることも難しく、

ただ、心静かに受け入れるしかありません。


月輪観は真言宗の瞑想です。

修行者は、心の中に白く清らかな満月の円相を観想し、その光明に自分の心を重ねていきます。
月輪観の月を「がち」と発音するのは非常に特殊ですが、これは中国語と関係しています。
日本の仏教はインド→中国→朝鮮半島→日本という流れで伝わり、日本語の発音もこれに影響されているものがあります。
漢字の音読みはその文字の中国語の発音と似ていますひらめき

音読みのうち、仏教用語からの発音は呉音と言われ、日常生活単語の発音は漢音と言われています。

例えば、下記の左側は呉音で、右側は漢音です。
 言語(ごんご)道断 言語(げんご)
 利益(りえき)   ご利益(りやく)
 一念発起(ほっ)  発明(はつ)
 罰が当たる(ばち) 処罰(ばつ)
ゆえに、月輪観の月は「がち」と読みます。

 



医学は身体の動きや流れ「how」を検討する科学ですが、仏教は人間存在の意味「why」を検討する哲学です。
私は誰で、どこにいるのか、何をして生きるのか。
忙しい日々の仕事の合間に都市の喧騒から離れて、静かな寺で雑念を払い澄んだ心を養うのは、なかなかよい体験ですほっとした顔
今回の合宿も本当に楽しく、また来年ぜひ行きたいと思いました。
 
教員 何 驍雋

 

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