第15回中医研究会
12月3日(日)に第15回中医研究会が行われました。
今回は外部から内科医の飯田先生をお招きし、内科腹部診療~「内視鏡検査と診断」~と題してご講義いただきました。
普段なかなか胃腸内部の様子や病変を目にすることはできないので、内視鏡検査の映像はとても新鮮で興味深かったです。
先生は自分で自分の胃カメラ検査をしている写真を見せ、患者さんの検査へのハードルを下げているそうです
また、先生ご自身の生活スケジュールや通われている経営塾のお話、来春の開院に向けた想いなど、多彩な話題を惜しげもなく話していただきました。
後半は張先生に腹腫についてご講義いただきました。
腹腫に対し、中国では鍼灸よりも主に漢方を使って治療を行うことが多いとのことで、証ごとの処方では生薬の名前だけでなく、
1つ1つの生薬がどのような作用を持っているのかも丁寧に解説いただきました。
漢方についてはまだまだ知識が足りないのですが、生薬と臓腑、気血津液などとの関連はとても面白く聞くことができました。
その後の実技では張先生に走罐についてご指導いただきました。
走罐(そうかん)は瀉法(しゃほう)で使うことが多いとのことで、今回は風邪などによく使う督脈と膀胱経を練習しました。
皆それぞれに背中に赤黒い痕を付け合い、走罐してもらった後はしばらく背中がぽかぽかしていました。
また飯田先生には聴診器を使って腹部の聴診をご指導いただきました。
今回は今年最後ということで、研究会後に大懇親会が開催されました。
走罐を受けた後でお酒もよく回り、講義の時間では質問しきれなかったことを先生方に質問したり、
来年の研究会について話したりと終始和やかながら熱い時間となりました。
中医研究会も発足から2年が経ち、今後ますますパワーアップしていくことを固く誓い合った満月の夜でした。
神戸東洋医療学院 池田 朋子
今年で2年目を向かえた中医研究会は毎回様々なテーマで開催され、多くの方にご参加いただいております。
回を重ねるごとに新しい知識や技術が増えるとともに、中医学の奥深さや難しさを感じています。
次回の中医研究会は、1月21日(日)12時からの開催となります。
2018年は酉から戌へ!よりワンダフルな研究会が開催できるよう努力してまいります
ぜひ一緒に知識・技術の向上を目指しましょう
神戸東洋医療学院 鈴木 孝子
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