鍼灸師としてのミッションを見つけました
2年生の特別研究生、瀬戸大喜さんによる特別研究生日誌をお送りいたします
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「こんにちはー。初めまして」
緊張気味の挨拶から始まったのは、鍼灸師さんの集う勉強会?交流会?
京都の鍼灸師さんからのお誘いでした
「本日はよろしくお願いします」
この会が、僕の運命を変えるほどの時間になるとは、この時の僕はまだ知るよしもありませんでした…
学生としての参加は、僕のみ。笑
そこには、様々なスタイルの鍼灸師さんが集まる不思議空間で、とてもワクワク…
「では、まず自己紹介から始めましょう」
お灸専門で開業されている方
セラピスト向けのセミナーと鍼灸施術を半々で行う方
柔道整復師とのダブルライセンスな方
整形外科に長年勤めている方
鍼灸を広める漫画を書きながら開業されている方
ウェブデザイナーと鍼灸師の両立(シナジー?)を模索する方…
「こんなに多彩な鍼灸師さんが集まっている…!!」
内心かなり興奮していました
僕は学校を卒業したら、即開業したいと考えていますが、
今もしている学習塾や、地域づくりの仕事も続けながら、
そこに「鍼灸」を使って自分が出来る仕事の幅をより広げられたら、
と考えているので、(いわゆる一般的なコースではない…?)
正直、「鍼灸師の働き方って、どんな幅があるのか」というリアルな話を、
聞きたくて聞きたくて、まさにこういう場を求めていたんです…
「どんな働き方されているんですか?」
「普段何を感じ、どんなことにやりがいを感じながら鍼灸されているんですか?」
「施術する中でよくぶつかる悩みはありますか?」
…溢れ出る泉の如く質問してしまいました
話が深まる中、「僕は子どもに勉強を教えているんです」という所からこんな話題があがりました
「体調不良に対する対処も必要なんだけど、そもそも何故健康を崩すのか、その原因を突き止める必要がある」
「それを考える上で、“家族”というものの影響はかなり大きい」
「特に子どもの問題などを見ていると、結局はお母さんの状態とリンクしていることがほとんど」
「今後10年の子育て世代は、自身の仕事と子育てと親の介護に板挟みになり、強烈にストレスを抱えることになる」
「お母さんが元気になれば、家族が元気になるのでは」
「鍼灸が、お母さんのケアをできれば、それが一番の社会貢献かも」
「本当は、親子3世代みんなを診れるのが一番の理想」
これは…!!と身体に電撃が走りました
それはなぜか。
教育の現場で、まさに考えていた仮説と繋がったからです
「学力を伸ばそうとした時に、心身の健康を崩しやすかったり、家族友人含めた人間関係が上手くいってなかったら?」
「子どもの心身の健康づくりや、彼らの家族関係を良くすることが、農業で言う土づくりなんじゃないか」
「それらを良くすることで、学校で色んな種が蒔かれた時に、良く芽が出てきて良く育つんじゃないか」
「学力はそれら芽の内の一つなんじゃないか」
「だとしたら、まずは土を耕してやらないと、学力の伸びは頭打ちになるんじゃないか」
というのが、僕の導き出した仮説でした
ここ最近考えていたことが、プロの鍼灸師さんに最後のピースを埋めていただく形で、
全て繋がった瞬間でした
「学習塾を経営する鍼灸師だからこそできること」が見えたんです
もっと言えば、僕の鍼灸師としてのミッションがくっきり立ち現れた瞬間でした
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