6/3(日)『全日本鍼灸学会 学術大会 大阪大会』に参加してきました!
皆さんこんにちは
6月3日(日)に『全日本鍼灸学会 学術大会 大阪大会』が開催されました
神戸東洋医療学院からも何人もの学生さんが参加しました
今回、大会に参加した学生さんの感想をいくつかご紹介致します
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6/3(日)は鍼灸学会に参加してきました
「医療におけるナラティブとエビデンスの統合的活用-実践と研究の観点から」と「今後の鍼灸研究の在り方」のセミナーをメインに受講してきました
第1線の方がどのように鍼灸を研究しているのか、考えているのか、ということを知りたかった為、この2つのセミナーを選択しました
一番心に残ったのは、「苦しんでいる人に対して、何が出来るかということを実践している分野であること、そこにストーリーが存在し、医学が始まる」という言葉です
腰痛に関して一番大切なのは丁寧に診察してあげることであるといった基本を大切にし、目の前の方と向き合われている姿を感じさせていただける講演でした
何のために鍼灸という手法があり、なぜ鍼灸で役に立っていきたいのかなどを改めて考える有意義な時間となりました
また、セミナー以外の時間では「ポスター発表」という、多くの先生や同じ鍼灸の学生の方々が各々に研究されている実験結果を発表し合う時間がありました
皆さん色々な疑問を持たれながら、日々鍼灸の研究をされている様子に頭が下がりました
今年は大阪での開催ということで、とても近い場所で参加することができたのでよかったです
学会で感じたことを、臨床で実践していきたいと思います
3年生 昼間部 田中聖世
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1年生
私が学術大会にて一番興味を持ったのは、スポーツ鍼灸のコンディショニングについての講演でした
ケガの治療も大事ですが、コンディショニングを整えることでケガの予防に繋げるという内容です
私も野球をしていたころコンディショニングが良い時は最良のパフォーマンスができ、悪い時はパフォーマンスが落ち、それを補おうと無理をすることでケガに繋がることもありました
今回の講演で特に感銘を受けたのは、森ノ宮医療学園専門学校鍼灸学科の森下美穂先生の講演でした。
森下先生のお話では、競技直前の鍼灸治療は、治療後の残余感や筋出力の低下を経験したことがある選手からは敬遠されがちで、刺入深度が深いと筋層に鍼が刺入されるので筋線維を傷つけてしまうことによりそれらが起こるということを仰られていました。私自身も選手時代、鍼灸治療を受けた後それらを経験しており、共感を覚えました
そこで、それらを起こさない為に、筋膜に鍼を留め、1mm単位の雀琢術を行うことで筋を緩めるということでした
実際に実技セッションでは、股関節屈曲の主導筋である腸腰筋にアプローチをするということで、前屈と後屈の可動範囲に制限がかかっている被検者での実技でした
始めに承筋・承山・飛揚に単刺を行ない腓腹筋を弛緩させ、その後、L2の高さの腎兪で筋膜での1mm雀琢を行うというものでした。今回は時間制限もあり普段よりも短い時間での施術ということでしたが、施術後の前屈と後屈の変化は見て取れました。特に前屈の変化は大きかったです
これにより、筋層に刺入しなくとも筋が弛緩したのであれば、競技前日や直前に鍼灸治療を行ったとしても鍼の残余間を残さずに筋を緩めることができるので、選手のコンディションを整えることにより最良のパフォーマンスを発揮できるのではないかと思いました
現在私は、大学軟式野球部の監督としてスポーツ現場で選手の状態を見ることできる環境に恵まれているので、選手のコンディションを整えていく為に、今回この講演で学んだことを参考に、今後役立てていきたいです
2年生 昼間部 家島
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