2年生の特別研究生、瀬戸大喜さんによる特別研究生日誌をお送りいたしまするんるん (音符)

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みなさんは、目に見えないものを信じますか?

特別研究生の瀬戸大喜です。
僕は今、神戸東洋医療学院を選び、そして入学できて本当に良かったなぁと思っています。

その理由のひとつとして、2年生の後期から始まった、「太極拳・気功学」という選択授業があります。
この気功との出会いは、僕の人生を変えたと言っても過言ではないでしょう。

気功とは、「気のトレーニング」という意味です。
気とは、目に見えない生命エネルギーのこと。
生命エネルギーの扱い方をトレーニングするのが、気功です。
2000年以上前に書かれた「黄帝内経」という中国の医学書の古典の中にも、
「導引」という気功の原型の記載があるくらい、古くから取り組まれてきたものです。

今、授業でやっているのは、やはり初心者向け「気を感じるトレーニング」が中心です。
感覚を磨き、気がそこにあるのか無いのか、を感じるトレーニングを授業の度に行っています。
最近やったのは、「放鬆功(ファンソンコン)」。
呼吸を自然に保ち、ぼんやりしたら、身体の一部に「はちみつが流れていく」ような“どろーん”とした感じがあると、
ぼんやり意識してみて、何を感じるかというトレーニング。
例えばこれを、椅子に座りながら「頭→胸→腹→太もも→足」と五段階に分けて「はちみつが流れていく」感じを再現してみます。
やってみると僕は、ぼんやり意識した部分が温かくなったり、ピリピリしたり、「ここが詰まっているな」と意識されたり、
あるいは筋肉が緩んでいくような感じがありました。

 

 

これをトレーニングしていくと、自分が意識しただけで、例えば冷えた手足が温まったり、筋肉をゆるめたりすることが、
時間をそんなにかけずにできるようになるそうです。
僕は、気功をしてから寝るようになって、眠りが深くなったように感じます。
治療家としては、気功によって感覚を鍛えることで、手を使って患者さんの身体を優しく温めることができたり、
患者さんの状態を敏感に感じ取ったり、断片的な情報を統合して治療方針を立てられるようになったり、
より繊細な鍼を打つことができるようになるそうです。

 

 

 

ここまで気功について僕なりに説明してみましたが、魅力は伝わりましたか?
授業でさえ、「気は、見せることができない。感じてもらうしかない。」
「感じたことのある人はわかる。感じたことがない人にはわからない。気とはそういうもの。」
と言われているのに、それをあえてここ(ブログ)に書くことに挑戦しましたが、やはり難しいものですね……。

 

恐らく学校HPでは紹介されてこなかった、神戸東洋の魅力じゃないかなと思います。
今回紹介しきれなかったですが、気功は応用範囲がありすぎる技術です。
また、僕なりの視点で、気功のおもしろさを紹介できたらいいなと思います。

※「太極拳・気功学」の選択授業は2018年度に基づいたカリキュラムです。 

 

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