皆さま、こんにちは!わーい (嬉しい顔)
10月2日(日)第70回中医研究会が開催されましたexclamation

 

1コマ目は、竹本喜典先生による『葉天士(ようてんし)さんから温病(うんびょう)を学ぶ』でした。
温病とは発熱疾患のことで、温熱の邪を感受することで発病するといわれています。
葉天士さんは温病において『衛気営血弁証(えきえいけつべんしょう)』を創立した中国医学(中医学)の有名な先生ですぴかぴか (新しい)
病状が『衛分証』→『気分証』→『営分証』→『血分証』と進む上での症状に応じた漢方薬、
経穴(ツボ)での治療方法をご紹介下さいました本鉛筆
途中、温病初期の微熱や口が乾く、咳など呼吸器の症状がある時に飲むとよい、漢方薬の『桑菊飲(そうぎくいん)』を試飲しました。
私は普段、煎じた漢方薬を飲み慣れていないので、少しクセを感じましたが、初めての味で新鮮でしたexclamation



2コマ目は、李悦先生による『温病“透熱”法の臨床応用』でした。
『透』とは邪気を外へ追い払う、外へ発散させる意味があります。
衛気営血弁証に対する症状、透熱、滋陰について、漢方薬も交えて詳しく説明してくださいましたひらめき
お話の中で、日本でおなじみの『龍角散』には、免疫調整や抗ウィルス効果があるそうで、
漢方薬の『桔梗湯』と似ている為、中国人観光客に人気があったと聞きとても驚きましたexclamation

講義後は、実技の実習です。
今日は、この時期に体に反応が出やすいツボである、章門、京門、帯脈、期門の触診を行いました。
私は触診というと、すぐ体を手でべたっと触りにいってしまうのですが、
そうではなくまずは、患者さんの体を手のひらでやさしく触れて
左右の温度、色、感触など感じるようにすることが大切だと、改めて教えていただきました。
また腹部の触診で、患者さん役の方のおへそ近くに硬結があり、その部位がどの経絡上にあるかをみて、
硬結のあるところと、経絡上のツボである上巨虚と下巨虚に刺鍼すると、
硬結が柔らかくなり、また腹部全体も柔らかくなり効果が実感できましたムード

鍼灸の治療方法はたくさんありますが、まず患者さんを感じられる手をつくる事も大切で、
その上で治療ができるようになる為に、日々勉強が必要なのだと改めて感じられる貴重な一日となりましたほっとした顔クローバー

20期生 Ⅰ

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