みなさん、こんにちはウッシッシ (顔)

毎月楽しみにしている中医研究会が9月17日に開催されました。

 
はじめに谷本篤志先生による「秋の疾患と鍼灸治療」の講義がありました。

今年は酷暑による異常気象が続きましたが、暦上では9~11月が秋ですもみじ
なので、まだまだ暑くて秋の気配を感じられなくとも、秋の気候と病因病機を考えた上で治療をしなくてはならない、とのことでした。
本日のポイントは胃脾を中心に展開する病機で、ツボで言うと中脘を軸に考え、

〈五臓六腑はすべて気を胃の腑から受け取る〉という点からも、いかに胃気や中焦が大事かという部分を実感しました。
 


秋の季節、喉を潤し清熱作用のある和梨を積極的に摂ると良いそうです。
ちょうど先日、富山の幸水梨を同級生から頂き、毎日ムシャムシャ食べていたのですが確かに喉も潤うし、この季節にぴったりの食養生だったのですねぴかぴか (新しい)
ちなみに梨の有名な県は全国各地にありますが、西日本を代表する梨の産地のひとつとして鳥取県があります。
ちょうど秋の季節に山陰地方に行った時に、道の駅に様々な品種の梨が並んでいました。

梨の種類によっても微妙に身体への作用が違うようですが、次回訪れた時はいろいろ購入して食べ比べてみたいですうまい! (顔)

 

症例検討では、龍陽子先生の「起立性調節障害」がテーマでした。

症例をもとに、患者の状態を詳しく掘り下げ、中医学的観点をもとに参加者全員で考えていきました曇り
龍先生曰く、この起立性調節障害は小学生高学年から増え、中学生で急増し女子の方が男子より2割多く、

自律神経・中枢神経などの異常、血液循環の様々な問題のことだそうです。
起立性調節障害は診断が難しい一面もありますが、実際には悩んでいる人達は多いもので、症例報告では鍼灸治療によって不調が徐々に改善された例を発表してくださいました。

 

 


心神の問題や生活習慣など、あらゆる視点での先生方の解説はたいへん勉強になりますメモ鉛筆
生活習慣においては普段から冷飲食を繰り返していると確実に寒湿を溜めやすい状態になりますし、その辺の指導の必要性なども実感しました。
なにより、私自身が患者さんとの対話の中で意識していかなくてはと思いました。

 
このように症例報告では、実際の臨床での治療結果をみんなで考えていきます目
こういった貴重な場はそう多くはありません。私も後々、症例を提出させてもらいたいと考えています。

 

19期生 佐渡

 

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