第85回中医研究会
皆さん、こんにちは。
10月28日、第85回中医研究会が行われました
前半は11月12日に開催される第12回天津中医薬大学特別講座の予習として、
講義される先生方のスライドを基に福家先生が大まかに解説して下さいました。
今年のテーマは美容で、美容鍼灸は、見た目や自己満足な部分が多いと思いますが、
きちんと反応を数値化し研究されている先生がいらっしゃるんだなと感心しました。
八卦という、占いなどにも使われる刺鍼法もお話しされるようでした。どの様に当日お話しされるか楽しみです
中国から来られる先生は顔の皺を内臓の問題ととらえて目の周りの皺の場所により経絡を当てはめて治療するというもので、
内臓の不調により皺が形成されるという考え方がとても興味のあるもので本講義が楽しみになりました。
後半は、症例検討です。
今回は医師の先生からの発表で、小学生女児の不明痛に関する症例でした。
思春期の子は精神も不安定な反面、家族の影響も強く、自覚症状の本当の所を本人も上手く伝えられないだろうし、
こちらも聞き取りに誤解があったりしそうで難しい年頃だなと感じました。
また、思春期の女性では月経の問題は大きく、慣れない体の変化に心身追いつかず不調が大きく出るのだとか。
大人になるにつれて毎月の事に慣れて不調は少なくなるものという考え方も納得の行くものでした。
なので、月経前後の痛みの変化を問う事はとても大事だと感じました
スポーツと怪我の関連についても、体のコントロールが出来ないために大怪我をしてしまうと、
やはり心身のバランスが取れていないと判断するとの事でこれまた腑に落ちる解釈だと感じました
運動を活発にしているけど、疲れや脱力が見られたために処方した薬がかえって肝気鬱滞(かんきうったい)を
さらに招いた可能性もあり、改めて弁証をきちんと立てる事の重要性を感じました。
また、些細な部分が弁証を大きく変えてしまう事に繋がってしまうため、
コレは実際に治療に使い経験して行かないといけないと奮起させられました
23期生 S
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