神戸東洋医療学院では、Wスクール制度を利用した『東洋医学総合コース』を設置、 鍼灸医術を学びながら「薬学」の勉強も出来るという 日本で唯一のカリキュラムシステムを導入しています。 今回は『東洋医学総合コース』の授業をご紹介します。 薬学のカリキュラムには欠かせない【化学】の授業です。 ---------------------------------------------------------- 薬学科の授業では、化学の授業や実験があります。 「なぜ化学?」と思われる人もいるでしょう。 実は、薬学と化学にはとても深い関係があるのです。 例えば、当学で学生さんが学んでいる「漢方薬」の元は植物です。 その植物に薬となる有効成分が含まれているかどうかを調べるのに 化学を利用するのです。 また薬を作り出すのにも、化学は関係しています。 化学とは、元素や原子などの肉眼では見えないものから、 DNAやガソリン、プラスチック等に至るまで幅広く利用されています。 身近な現象のほとんどが化学に関係しています。 一言で「化学」と言ってもその中は様々な分野に分かれており、 それらが互いに関係しあって化学の世界を構成しているのです。 化学の代表として「有機化学」の授業の一場面です。 アルコールにも色々あって…授業では化学反応を身近な現象を例に例える場合が多いのですが、 どうしても「食べ物」や「アルコール=お酒」の話題になってしまいます。 「アルコールには第1級アルコールと第2級アルコールがあり・・・」という説明は、 「日本酒での1級酒と2級酒と アルコールの第1級アルコール、第2級アルコールとの違いは何か?」という内容に。 学生から 「先生、またお酒の話になってます。」との発言。 このように身近な現象を例として講義できるのも、化学の面白さです。 授業担当:中村(天津中医薬大学 日本校)