3年生の特別研究生、瀬戸大喜さんによる特別研究生日誌をお送りいたしまするんるん (音符)

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みなさん、こんにちは。特別研究生の瀬戸大喜です。
連載第4回ですね!これで最後になります。
ここまですべてお読みいただいた方、本当にありがとうございます。
もはや研究を進めるお手伝いをしてもらいたいくらいです。笑

冗談はさておき今回も「特別研究生レポートの中身」に触れていきます!

レポートの目標は、卒業までに仕上げる特別研究生レポートを、学術論文のレベルにまで仕上げること。
2020年度の全日本鍼灸学会でのポスター発表(ポスター賞!?)を狙っています!

レポートでは、先行研究を読みながら「論文になりそうかなー」というテーマを3つに絞りました。
その内の一つが「学校教育における鍼灸への潜在的ニーズ」でした。
以下、僕のレポートを一部抜粋していきます。

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鍼灸の受療状況を年齢別に見てみる15)16)と、受療経験者全体の傾向と、療養給付対象者数の傾向とは若干違う傾向を持つが、共通点としては、40代以上が主な受療者であり、また20代以下の受療者数は全受療者の内2~3%程度であるということだ。一方で、京都府における調査では「高校生の65.3%は肩こりをもっている」という報告がある17)。(中略)東洋医学の中では、心と体を分けて捉え、扱うことはしない。ここからは筆者の個人的な仮説であるが、様々なストレスに曝され、肩こりに代表されるような不定愁訴に悩む生徒が多い中で「心と体の問題を一体的に診る視点を持ったSC」が存在すれば、不登校など学校内での問題が表面化する前に、より良い対応ができるのではないか。(中略)すなわち、今後「東洋医学的な視点を持ったSC」として、学校教育が鍼灸師の新しい活躍の場になり得ると考えているのだ。(中略)もちろん、鍼灸師が学校教育や臨床心理学についての知識をつける必要性、養護教諭や他のSCとの関係性、生徒の不定愁訴に対する治療効果のエビデンス等、様々な課題は考えられるので、実現可能性については、今後の検討課題としたい。

参考文献
15)矢野忠ら「国民に広く鍼灸医療を利用してもらうためには今、鍼灸界は何をしなければならないのか 総集編1」(2007)医道の日本,pp.169-175
16)厚生労働省「参考資料 あん摩マッサージ指圧、はり・きゅうの施術に係る療養費関係」(2016)
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000135001.pdf

17)藤田麻里ら「高校生における肩こりの疫学的研究 (第1報)」(2001)全日本鍼灸学会雑誌,pp.157-164

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3つ目は、挑戦的なテーマで文章を書き進めました。
僕自身は仕事として学習塾を経営しており、その中で生徒がまさに“不定愁訴”を訴えることは本当に多いなぁという実感です。
レポートを書きながら、「鍼灸が必要としている人に適切に届くような環境を柔軟な発想の中で整えていきたいなぁ」と改めて感じる時間でした。
みなさんは、どのように感じられましたか?

以上で僕のレポートの紹介は終わりです。
3年次の論文は、その①で紹介した「鍼灸への助成金の費用対効果の検証」で進めることになりそう。
でも、自身や業界の将来展望を考える上でも、全てのテーマについてまとめられてよかったなとつくづく感じます。
また進展があったら、このブログで報告します!
その時には、また読んで下さいねー!

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