3年生の特別研究生、瀬戸大喜さんによる特別研究生日誌をお送りいたしまするんるん (音符)

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あと2週間で天馬祭という中、準備やミーティングに忙しい日々を送っていました。
各ブースでの予算配分を決めていこうというミーティング中、事件は起こりました。

「これって、結局誰がやる仕事ですか?」
「各ブースの予算額の最終決定してもらわないと、何も準備できないんですが・・・・・・」
「結局、最終的に誰に話を通したらいいんですか?」

その場に緊張が走りました。

しかし、僕は迷わず答えました。
「2年生の次期会長です。僕に話を通す必要はありません。お任せしていますので」
「でも、責任は僕にあります。最終的に何か問題が起きても責任は僕が取ります」
「なので、できる限り少人数で意思決定をしていってもらえた方が悩むストレスもなく、準備はスピーディーに進むと思います」
その後、意思決定のプロセスについて詳しく話し合い、何とか事なきを得ました。

そうして天馬祭まであと少し。
毎日が慌しく過ぎていく中で、運営メンバーにLINEを送りました。

天馬祭の準備を通して運営メンバーと出会い、人柄を見て「必ず上手くいく」と確信したこと。
それぞれの役割からベストだと思うことを選択してほしいこと。
そして「天馬祭運営に関われてよかった」と最後に思えるようにしたい、という内容でした。

「僕が責任を取るから」と言い、意思決定や実務を現場に任せていく。
結果、今回の天馬祭は準備も含めてかつてないほどスムーズな運営がなされました。
学生自身も楽しみながらお客様をお迎えし、学年関係なく力を合わせて盛り上げることができ、
なんと新校舎になってから過去最高の「来場者数100名超え」を達成することができました!

打ち上げでは「やり切った!」という顔の次期会長含め2年生の運営メンバーを見て、
僕もほっと胸を撫でおろすことができました。

僕は小学生の頃から何かと「リーダー」と呼ばれる役割をこなしてきました。
しかし、「組織のリーダーとはどうあるべきか?」という、
リーダーシップについてきちっと教えてくれる大人は、僕の周りにはいませんでした。

日本人は「責任」という言葉が嫌いな人が多い印象ですが、
「責任を負うことで、同じ意志を共有する仲間が集まり、できることが広がる」
というメリットは誰も教えてくれませんでした。

だから僕は、仕事を通して後輩や子どもたちに「リーダーシップ」や「責任の本質」について
僕が経験から気付いたことは全て伝えていきたいと思っています。

僕は学友会会長を1年間全うし、「やり切ったなぁ」「やって良かった!」と、清々しい気持ちでいます。
しかし、きれいごとだけを言うつもりもありません。
学友会の運営に関わるということは、ただでさえ大変な勉強、忙しい仕事や日常に加えて、活動することになります。
忙しい生活を送る学生にとっては、並大抵のことではありません。
事実、僕もめちゃくちゃ大変でしたから。笑

ただ、それを踏まえても「学友会の運営に関わって良かった」と思うわけです。
なぜなら、リーダーシップとは何か?という人生を豊かにする気付きを得ることができ、
充実した掛け替えのない思い出を作ることができ、
今は勉強、将来には仕事で、互いのことを理解し、協力し合える大切な仲間を得ることができたからです。



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