北京観光の2日目は万里の長城へ行きました。

誰もが一度は聞いたことのある「万里の長城」、世界史好きの私にとっては、「先人たちの偉大な建造物」として憧れの存在でした。

まさかこのタイミングで訪れることができるとは、夢にも思っていませんでしたるんるん (音符)

ただ、研修旅行前の説明会に出席できず、日程についてもきちんと調べていなかった私・・・

万里の長城に行けると知ったのは、なんと旅行当日のことでしたどんっ (衝撃)目

 

実感はまだ湧いていませんでしたが、漠然としたワクワクを胸に、いざバスに揺られて万里の長城へ。

駐車場に到着すると、まずは四季折々の万里の長城を写した写真パネルが出迎えてくれました。

桜に彩られた長城、雪化粧をした長城…どれもとても美しく、

いつかはそれぞれの季節に訪れてみたいと、思わずにはいられませんでした(混雑は必須でしょうけど)。

 

駐車場から少し歩くと、観光地らしい様々なお店が並んでいましたウッシッシ (顔)

有名なアイスクリーム店やお茶のチェーン店もあり、綺麗に整備されていましたし標高が高いからか、

寒さ防止のマント(?)のようなものも売られていました。

入場ゲートに着くと、周りの山々に沿うようにあの万里の長城がdouble exclamation

豆粒のように小さな人々が歩いているのが見え、その規模の大きさを思い知らされました。

周囲の山々に長城が築かれている景色は、まさに圧巻でした。

 

 

いざ登り始めると、華やかな写真からは想像もつかない急勾配。

スポーツをしていて体力には自信がある私でも、さすがに苦笑いするレベルですあせあせ (飛び散る汗)

場所によっては、手すりに頼りながら登らないといけないところもありました。

そして何を思ったか、私はナイキの厚底スポーツサンダルで来ていたのですふらふらあせあせ (飛び散る汗)

前日に買ったパンダの靴下とそのサンダルに命を預け、少しずつ登っていきました。

 

ひとつ驚いたのは、そんな急勾配にも関わらず、登っている中国人の方々の年齢層の幅広さですexclamation

子供はもちろん、ご家族の手を借りながら登っていらっしゃるお年寄りの方もいました。

中国の人々にとって、万里の長城がどれほど特別な存在なのかを感じさせられました。

半分ほど登り、息も上がりかけたところで振り返ると…そこには絶景が広がっていましたぴかぴか (新しい)ぴかぴか (新しい)

登ってきた道のりから、反対側の山々へと連なる長城。その姿は思わず声がでるほど壮大で、美しかったです。

さらに登ると、近辺の山々に連なる長城がよりよく見渡せるように。どこまでも続いているように見え、その規模に圧倒されました。

同時に、4000年に及ぶ中国文明のパワーを感じずにはいられませんでした。

 

 

登りながら、もうひとつ心に浮かんだのは、「歴代の皇帝は、どのような思いでこの長城を建設し、眺めたのだろう」ということです。

建設の目的は北方民族の侵入を阻止するためと言われていますが、

そこには「国や王朝を守るという覚悟」のようなものがあったのではないでしょうか。

国土を守ることができなければ、皇帝としての資格はありません。長城が建設されることで安心できたのでしょうか?

いえ、おそらく、いつ現れるか分からない敵への恐怖と向き合い続けるしかなかったでしょう。

それは皇帝だけでなく、兵士や一般の人々も同じだったはずです。

その時代を生きた人々に思いを馳せながら…まずは自分の身の安全、目の前の急勾配に足を滑らせないように気をつけ、慎重に降りていきました。

私たちは、「現代の方が古代より優れている、発展している」と考えがちですが、それは大きな間違いです。

先人たちのはたらきがあって、今の私たちがあります。

中医学を学んでいる身として、古代中国の人々との繋がりが少しできたような気がして、

爽快感と、何とも言えない柔らかい気持ちに包まれながら長城を後にしましたほっとした顔

 

 

その後は皆で昼食!バスで少し移動したところに、大きなレストランが入った観光施設がありました。

円卓を全員で囲み、疲れた体にアルコール度2.5%と意外と低い、青島ビールを流し込みながら、

美味しい料理の数々を堪能しましたうまい! (顔)ビール

皆揃っての食事は初めてだったので、先輩や先生方と交流を深める、とても良い機会になりました。

死ぬまでにあと何度かは、万里の長城を訪れたいな…そんな思いを抱きながら、北京市内へと戻りました。

(バスでは爆睡でしたボケーっとした顔眠い (睡眠)

 

1年夜間部 Y